E no Jiken〈飯野事件〉の紹介
ゲームクリエイター飯野賢治は、一九九七年に、『エネミー・ゼロ』というゲームソフトをセガサターンで発売する。前年に、製作発表会がプレイステーションエキスポで行われた。つまり、エネミー・ゼロはプレイステーションで販売される予定だったのだ。しかし、その製作発表会で突然プレイステーションのロゴが、セガサターンに変わる映像が流れる。そこで飯野は「『エネミー・ゼロ』はプレイステーションではなくセガサターンで発売します」と宣言する。詳しいことは中田宏之『ゲームを変えた男・飯野賢治――E0事件の真相』(レッカ社、メディアファクトリー)に書かれている。
このゲームはそのどちらで発売するか、直前まで悩んだ飯野の心情を表現したものである。要するに、「SEGA」に飯野を当ててね、ということだ。
このゲームはそのどちらで発売するか、直前まで悩んだ飯野の心情を表現したものである。要するに、「SEGA」に飯野を当ててね、ということだ。
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