ハードウェアやソフトウェアのクラッシュ、停電などによりLDPlayerエミュレータを正常に起動できなくなった場合、事前にもエミュレータファイルのバックアップやゲームデータがSNSアカウントと連携を行っていない方は、通常の方法でデータを復元することができない可能性があります。 本記事では、データ破損したエミュレータからゲームアカウントデータを復元する方法を説明していきます。
一、LDPlayerでのゲームデータの確認と抽出
エミュレータ内のゲストアカウント、ゲームデータ、関連設定などは、【data.vmdk】という仮想ディスクファイルに保存されていますが、このファイルはLDPlayerで直接開くことができず、専用のソフトウェアが必要です。
手順1:
ファルダ先を確認
LDPlayerのアイコンを右クリックし、[ファイルの場所を開く]を選択すると、vmsフォルダを開ける。
vmsフォルダの中には、特定のLDPlayerファイルがあり、その番号はマルチインスタンスのシリアル番号に対応しています。
破損したエミュレータの対応するシリアル番号のフォルダに移動すると、上記のようにゲームデータが保存されている仮想ディスクファイル「data.vmdk」があります。
手順2:
DiskGenius を使って data.vmdkを開きます。
仮想ディスクファイルを開くためのソフトウェア「DiskGenius」をダウンロードしてインストールします。
DiskGenius は、パーティションの管理(新しいパーティションの作成や削除、サイズ変更)、ディスク操作(ディスククローンや紛失したパーティションの回復)、データリカバリ(削除されたファイルの復元)などを実行できるソフトウェアです。
DiskGenius を起動し、コントロールバーの「Disk」を選択し、「Open Virtual Disk File」をクリックして、開いたウィンドウで data.vmdk ファイルを開きます。
すべてのゲームデータは、dataパスの下に以下のように表示されます。
二、LDPlayerのゲームデータを復元
DiskGeniusを使って復旧が必要なゲームアカウントデータを見つける方法を説明しましたが、次では、確認できたゲームアカウントデータを新規したエミュレータに復元する方法を紹介していきます。
手順1:
LDPlayerマルチインスタンスを起動し、新しいエミュレーターを作成する
手順2:
configファイルをコピー
configファイルはvms/configフォルダにあり、インスタンスのシリアルナンバーに対応しています。
破損したエミュレータから新規したエミュレータにゲームアカウントを復元する必要がある場合は、configファイルも復元する必要があります。
詳細は以下の通り:
破損したleidian1のconfigファイルを新規したleidian2に復元することを仮定すると、
まず新たに追加されたleidian2.configファイルを削除します、
その後、leidian1.configをコピーし、そのまま貼り付けて、コピーされたleidian1.config をleidian2.configに名前を変更してください。
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手順3:
ゲームデータのコピー
新規したエミュレータに復元したいゲームをダウンロードした後、復元のデータに上書きを行います。
まず、ゲームのパッケージ名を確認する必要があります。パッケージ名は、ゲームのGooglePlayページから確認できます。
例えばエピックセブンのパッケージ名:com.stove.epic7.google
パッケージ名を見つけた後、DiskGeniusのdataパスの下にある対応するパッケージ名のフォルダを見つけた後、すべてのファイルをエミュレータの共有ファルダにコピーします。
次に、エミュレータを起動し、ファイルマネージャで data/data/ com.stove.epic7.googleというフォルダを見つけて、共有ファルダからすべてのファイルを上書きします。
(注:ファイルマネージャーでデータフォルダが見つからない場合は、エミュレータのROOT権限を有効し、再起動してください。)